長崎県

 オランダ坂やカステラなど、異国情緒あふれる長崎県!ポルトガルとの貿易から発展した洋風な建築や街並み、そして原爆被災地であり命の尊さと今生きていることの幸せをあらためて考えさせてくれる日本のとても大切な地域だと感じました。

そんな長崎県を巡った蔵之介の印象は……
「戦争と平和」「カステラ」「キリスト教」といった感じでした~!
 
中でも一番印象的だったのは、映画「進撃の巨人」の撮影地にもなった軍艦島。フェリーで島の前まで行きましたが、波の高さが基準以上であえなく上陸できず。。。
世界遺産の軍艦島は、日本の他の建築物では味わえない雰囲気をかもしだしています。🦆

そして世界三大夜景の一つ稲佐山公園。長崎港をバックにきらきらと光る夜景は、うっとりするような時間を体感させてくれます。男一人でしたが( ˘ω˘ )笑

ポルトガルやオランダ文化が栄えた、ハイカラ長崎を紹介していきます!!

蔵之介ランキングTOP3✨

第三位 稲佐山公園展望台
第二位 軍艦島
第一位 平和公園 原爆資料館

訪れた観光スポット

平和記念公園・原爆資料館
平和公園にある平和記念像

 長崎に行ったら必ず訪れたい平和公園と原爆資料館。平和公園にある平和記念像は、長崎出身の北村西望さんによって作られた像で、天に向けられた腕が「原爆の脅威」を、水平に挙げられた左腕が平和を意味し、軽く閉じられた瞼が原爆犠牲者の冥福を祈られているという意味があるそうです。

 また公園内にある平和の泉は、水を求めて彷徨っていた被爆者の霊に水を捧げるという願いが込められているようで、原爆資料館の敷地内にも、様々な場所に水路や水盤などが願いを込められて作られていました。

平和公園内の「平和の泉」
追悼空間。原爆で亡くなられた方の名簿が保管されています。

 原爆資料館内では、被爆された方の「被爆体験記集」の朗読も行われています。かなり生々しい内容ですが、核爆弾の脅威を知る上でも貴重な体験になると思います。

被爆体験記集。通称「黒本」。

観光で行くには重いと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、平和な世界で好きなことができる幸せを実感でき、戦争を二度と起こしてはいけないと強く感じることができる場所だと思います。

稲佐山公園(いなさやまこうえん)
稲佐山公園の夜景

 長崎駅から車で20分前後、路線バスと徒歩でも訪れることができる稲佐山公園には、「モナコ」「中国」と並んで、世界新三大夜景都市のひとつに選ばれた「長崎市」の夜景を一望できる展望台があります。

蔵之介は長崎駅から、長崎バス5番系統、「稲佐山行き」のバスに乗って「稲佐山」バス停で降りてから、少し坂道を登ってロープウェイ(大人往復1,250円)で展望台まで行きました。

長崎ロープウェイ乗り場。これで展望台まで登れます。歩き?むちゃむちゃ。

 車の方は、展望台まで直接行って有料の駐車場に停める(最初の20分無料、以降30分100円)を利用するか、無料の中腹駐車場(400台)に駐車してスロープカーで行くのがよいみたいです。

展望台と月と夜景

グループでの旅行や、カップルには素敵な思い出になる観光場所だと思います!(蔵之介はひとりで行ったので、「ああ。星になりたい」って思いました。

軍艦島(ぐんかんじま)
フェリーからの軍艦島

 ポルトガルやオランダなどのヨーロッパの文化が特徴的な長崎ですが、個人的に特に印象深かったのが海底炭鉱によって栄えた軍艦島(端島)です。

 映画「進撃の巨人」の撮影地にもなった軍艦島ですが、1974年に閉山してからは無人島になっているようです。

 島内には鉄筋コンクリートで作られた高層住宅や、学校、病院、パチンコ屋などの跡地があり、軍艦島ツアーに参加されると島に上陸して歩くことができるようです。

波の高さが一定以上になると上陸ができず、蔵之介が訪れたときは写真のように穏やかな天気でしたがそれでも上陸できませんでした。泣

軍艦島のフェリー乗り場(イメージキャラクターのガンショーくん)



 軍艦島ツアー参加はインターネットから事前予約が必要です。「軍艦島コンシェルジュ」さんのツアーと、「シーマン商会」さんのツアーがあり、ツアー参加だけであればシーマン商会さんが2,000円程安いみたいです。自分は軍艦島コンシェルジュさんのツアーで行きましたが、フェリー乗船後に、港近くの軍艦島ミュージアムの入場料も含まれていて、軍艦島の歴史やVRゴーグルでの島内散策もできたので満足してます。
軍艦島コンシェルジュHP <公式>軍艦島コンシェルジュ (gunkanjima-concierge.com)
株式会社シーマン商会HP 軍艦島ツアーのシーマン商会|軍艦島上陸・周遊 (gunkanjima-tour.jp)

 ちなみにどちらのツアーも「常盤ターミナル」からフェリーが出発しますのでお間違いないように!

常盤ターミナル
軍艦島ミュージアム。軍艦島の歴史を知るには相当量の情報があります。
グラバー園
グラバー園入口

 1859年の鎖国解禁後に貿易商人の一人である英国スコットランド出身のトーマス・ブレーク・グラバー氏が長崎に構えた住居であり、日本最古の木造洋風建築のようです。2015年には世界遺産にも認定されている重要文化財の一つです。

 海外との貿易で栄えたヨーロッパを感じれる長崎でも、特に洋風な建築物の一つだと思います。園内は結構広いので、グラバー園さんの公式HP(グラバー園について | グラバー園公式ウェブサイト (glover-garden.jp))で園内図や歴史をぜひご覧になってください。

旧三菱第二ドッグハウスから長崎港が一望できます。

 入園料は大人620円と値段も良心的。園内は広いですが、移動用のエスカレーターなどもあり楽に移動できる箇所もあります。

ハート形のクッションがあるフォトジェニックスポット。。。フォトジェニックってなんぞ。
オランダ坂
オランダ坂

  長崎新地中華街と、グラバー園・大浦天主堂の間ぐらいに、有名なオランダ坂があります。当時の長崎の方達が外国人の方を「オランダさん」と呼んでいたらしく、オランダさん達がよく歩いていた石畳の坂をオランダ坂と呼んでいたらしいです。

 そんな可愛い名前の由来があるオランダ坂ですが、急斜面は可愛げのないきつさが続きます。笑

 映画などのロケ地としても有名で、本田翼さん主演の「アオハライド」や、菅野美穂さん主演の「愛し君へ」、「水戸黄門」などの撮影も行われたそうです。

 特に坂以外の名所があるわけでもなかったのですが、洋風建築の住宅に囲まれながら歩いていると、「近代化はこうやって始まったんだな~」と感慨深いものがあったようななかったような気がします。

オランダ坂の案内板
大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)
大浦天主堂

グラバー園近くにある名所「大浦天主堂」は、1864年から建築が進められたキリスト教の建築物です。

なかなか段数の多い階段を登ると、大浦天主堂に着きます。中は写真撮影禁止ですが、ステンドグラスが綺麗な教会内をぐるっと見て回ることができます。
(大浦天主堂様HP 国宝 大浦天主堂 (nagasaki-oura-church.jp)

拝観料は大人1,000円掛かりますが、旧羅典神学校や、旧長崎大司教館が活用された「キリシタン博物館」に入ることもでき、隠れキリシタンや日本二十六聖人など、海外との貿易で栄えた長崎の歴史を一層感じられるところではないかなと思います。

キリシタン博物館。

右の柱付近に他の拝観者の方が移っていたので雑に補正していますので、違和感を感じた方はご安心ください(笑)

眼鏡橋
眼鏡橋

 1634年に重修(ちょうしゅう)された日本初のアーチ式石橋のようです。

 修復なのか新しく架けられたのか議論があるようですが、江戸時代に作られた東京の「日本橋」、山口の「錦帯橋」と並んで、日本三名橋の一つと呼ばれているそうです。

 眼鏡橋近くの石垣にはハートストーンという、ハート型の石があるらしくパワースポットとしても人気が出ているようです。トラベルJPさんのWEBページで花村柱子さんという方が紹介されている記事がとてもわかりやすかったのでリンクを貼らせていただきます(女子が絶対見たい!長崎市「眼鏡橋」ハートストーン攻略法 | 長崎県 | トラベルjp 旅行ガイド (travel.co.jp)

チリンチリンアイスの出店

 創業1960年の前田製菓さんのチリンチリンアイスの屋台が眼鏡橋近くにありました。低カロリーにもかかわらず、花柄の可愛らしいデザインで美味しいアイスクリームでした!

 ベンチに座って眼鏡橋を見ながら食す。。。長崎の歴史を感じます( ˘ω˘ )

長崎新地中華街

長崎電鉄の新地中華街駅から徒歩3~4分ぐらいで、長崎新地中華街の入口(中華街によくある赤い門が目印)に到着します。
余談ですが、中華街にある門は、「牌楼(ぱいろう)」と呼ぶそうで、中国の風水思想に基づいて作られているようです。

ここ長崎新中華街では、長崎を代表する郷土料理である美味しい「ちゃんぽん」「皿うどん」のお店がたくさんあります!

京華園のちゃんぽん

蔵之介は「京華園」で長崎ちゃんぽんをいただきましたが、関東とかで食べれるちゃんぽんより圧倒的に美味しかったです。。。長崎の思い出にぜひ食べにいきましょ~!

次回訪れたい有名スポット
(備忘録)

長崎ご飯

【京華園(きょうかえん)】
ちゃんぽん(¥900)

長崎新地中華街にある京華園さんの「ちゃんぽん」。麺がしっかりしていて、スープもコクがあってとても美味しかったです!

店内も広くあまり待たされず中に入れました。東京で食べるちゃんぽんとは味が違いませう。

名店といえば「四海楼」さんが有名みたいですが、混みすぎてたのでこちらでいただきました~。

【レストラン プリムローズ】
ダブルトルコライス(カツ&ハンバーグ)(¥1,050)

 眼鏡橋近くにあるプリムローズさん。建物の2階にあるので、窓際の席からは眼鏡橋が見える席もあります。

 自分が食べたトルコライスは、スープとドリンクも付いて、ボリューミーでとても美味しかったです!!

ちなみに国のトルコは関係ないらしく、ひとつの皿に沢山のおかずがのった長崎のご当地料理です。

【前田冷菓】チリンチリンアイス(¥300円)

1,960年創業のご当地アイス「チリンチリンアイス」を食べました!だいぶ写真がぼやけてますが、アイスの部分がバラの花びらみたいになっていて、インスタ映え間違いなし(´-`).。oO(古い….?)

眼鏡橋にあった出店でいただきましたが、直売所ではもっとたくさん種類があるみたいです。名前の由来は、アイス売りのおばちゃんが鐘を鳴らしながら販売されていたことに由来するようです。風情あってとてもよき。

※ご飯の値段や観光地の情報は、投稿日時点(2022/5/28)のものです。